- 仮想通貨コスモス(ATOM)ってなに？
- 特徴が知りたい。
- 将来性ってどうなの？
今回は、国内取引所で購入することができる「ATOM（コスモス）」という仮想通貨について解説します。
仮想通貨の世界にはなかなか聞きなれない言葉が多いと思います。
ですので、この記事では難しい言葉はなるべく使わずに、身近な例えを使って解説していきますね。
ATOM（コスモス）の購入をご検討しているかたにとって、お役に立てる情報を盛りだくさんで解説しているのでぜひ参考にしてください！
それではまずは、ATOM（コスモス）の概要を解説します。
目次
仮想通貨ATOM(コスモス)とは？
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ブロックチェーン | Cosmos（コスモス） |
| 基軸通貨 | ATOM（アトム） |
| 発行上限 | なし |
| 価格※ | 約627円 |
| 時価総額ランキング※ | 51位 |
| 取り扱っているおもな国内取引所 | BITPOINT/SBI VCトレード/BitTrade/GMOコイン |
| 公式サイト | Cosmos Network |
Cosmos（コスモス）は、「ブロックチェーンのインターネット」と呼ばれる特別な仮想通貨システムのことです。
ATOMはその中で使われる大切なコインです。
少しわかりにくいですが、Cosmos（コスモス）はブロックチェーンの名前で、ATOMはその中で利用できる通貨のこと。
それではなぜCosmos（コスモス）が多くの企業に注目されているのか？
例えば...
みなさんがスマホで使っているLINEやYouTube、Instagramなどのアプリは、お互いに直接つながることができませんよね。
YouTubeの動画をLINEで送ることはできますが、それはスマホというプラットフォームを通じてつながっているからです。
ブロックチェーン（ビットコインやイーサリアムなど）の世界でも同じ問題があります。
それぞれのブロックチェーンは別々に動いていて、お互いに直接やりとりができません。
この問題を解決するために開発されたのが『ATOM（コスモス）』。
コスモスは、別々のブロックチェーンをつなぐ「橋」のような役割をします。
これによって、異なるブロックチェーン同士でも情報やお金のやりとりが可能になるかもしれませんね！
仮想通貨ATOM(コスモス)の特徴
続いて、
ATOM(コスモス)の特徴を3つご紹介します！
いろんなブロックチェーンをつなげられる
冒頭にお伝えしたとおり、コスモスの一番すごいところは、もともとつながらないはずの別々のブロックチェーンをつなげられることです。
これは、いろんな国の人が違う言葉を話していても、通訳さんがいれば会話ができるようなもの。
コスモスは、ブロックチェーン同士の「通訳」をする役割を果たしています。
これにより、ビットコインとイーサリアムにある情報を共有することも可能になりますよ。
省エネルギーの仕組みを使っている
コスモスは「PoS（プルーフ・オブ・ステーク）」という省エネルギーの仕組みを使っています。
ビットコインなどは大量の電気を使ってコンピュータで計算させる「採掘」という方法を使いますが、コスモスは違います。
コスモスでは、ATOMを持っている人が「これは本物の取引だよ」と認証することで、少ない電気でシステムを動かしています。
環境にやさしいので、未来の地球のためにも良い仕組みというわけです。
たくさんの処理を同時にできる
ブロックチェーンの処理を早くするには、
例えば...
人気のレストランに行くと、お客さんが多すぎて待ち時間が長くなりますよね。
でも、同じ料理を出すお店がたくさん増えれば、みんな分散して待ち時間が短くなります。
コスモスは、このように処理を分散させる仕組みを持っています。
1つのブロックチェーンに負担がかかりすぎないように、いくつものブロックチェーンで分担して処理ができるんです。
これで、システム全体がスムーズに動くようになります。
システム全体がスムーズに動くようになると、利用者のストレスが少なくなります。
トヨタなどの大企業とコスモスの連携
コスモスの将来性に期待できる理由は、日本の大企業が注目しているところにあります。
企業もブロックチェーンに注目
みなさんのご家族が持っている車の中には、トヨタの車もあるかもしれませんね。
トヨタは世界で最も有名な自動車メーカーの一つですが、じつはこのトヨタもブロックチェーン技術に大変興味を持っています。
トヨタは「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」という研究所を作って、ブロックチェーン技術の研究を進めています。
この研究所は、コスモスなどのブロックチェーン技術を活用して、自動車産業の未来を変えようとしているんです！
トヨタとコスモスの関係
トヨタは特にコスモスの技術に興味を持っていて、その一部を自動車産業に応用することを検討しています。
例えば...
- 部品の追跡管理：車の部品がどこから来たのか、いつ作られたのかを正確に記録できます。これは、壊れた部品の回収（リコール）が必要になったときにとても役立ちます。
- 電気自動車の充電記録：電気自動車の充電情報をブロックチェーンに記録することで、正確な電気代の計算や環境への貢献度を測ることができます。
- 自動車のデータ共有:：車から集められる様々なデータを、安全に共有するための仕組みづくりにも役立ちます。
コスモスの「違うシステム同士をつなげる」という特徴は、トヨタのような大企業が持つ複数のシステムをまとめるのにぴったりなんです。
さまざまな業界との連携
トヨタだけでなく、さまざまな業界がコスモスの技術に注目しています。
- 金融機関：銀行や証券会社などが、国際送金や取引の記録をより速く、安く、安全に行うために利用を検討しています。
- 物流企業：荷物の配送状況をリアルタイムで追跡したり、配送の記録を改ざんできないように保存したりするのに役立てています。
- IT企業：マイクロソフトやIBMなどの大手IT企業も、自社のブロックチェーンサービスとコスモスのような技術を組み合わせた新しいサービスを開発しています。
企業連携が広がるとどうなる？
大企業がコスモスの技術を採用すると、コスモス全体の価値も高まる可能性があります。
そうすることで、仮想通貨ATOM（コスモス）の価格が上昇する可能性も。
ただし、企業がブロックチェーン技術を本格的に採用するまでには、まだまだ時間がかかります。
とくに、日本ではこれから法律や規制を整備する必要があるので、投資については慎重に判断するようにしましょう。
仮想通貨ATOM(コスモス)の価格の動き
ATOM（コスモス）の時価総額は51位。
価格は、2025年4月13日時点で約627円です。
2019年にローンチしてから、2021年には大きく価格が上がりました。
ですが、チャートのとおりその後は下落傾向にあります。
とはいえ、長い目で見るとコスモスの技術が広がれば価格が上がる可能性はまだまだあります。
将来に期待して「安いうちに仕込む」といのもアリかと。
仮想通貨ATOM(コスモス)の将来はどうなる？
ホントにATOMって将来性あるの？
コスモスを使ったアプリやサービスは増える
コスモスを使ったアプリやサービスはすでに100以上あり、その数は増え続けています。
例えば、ゲームやデジタルアート（NFT）、お金の貸し借りができるサービスなどが作られています。
そして、トヨタ以外の大手企業もコスモスの技術を採用しています。
- LINE株式会社：LINEが開発したLINE Blockchainは、コスモスを基盤として構築。
- IBM：IBMもコスモスの技術を利用したプロジェクトを開発。
- Microsoft：コスモスを利用したプロジェクトを進めており、ブロックチェーン技術の実用化に向けた取り組みを実施。
ライバルとの違い
コスモスと似たような目的を持つ仮想通貨プロジェクトは他にもあります。
ポルカドット(Polkadot)やアバランチ(Avalanche)などですが、
コスモスの強みは、なんと言っても「開発者が使いやすいこと」。
そして「すでに多くのプロジェクトが動いていること」です。
これからも新しい技術を取り入れて、成長し続けられるかが重要なポイントですね。
仮想通貨コスモス(ATOM)の買い方
国内取引所で買う方法
国内取引所でコスモス(ATOM)を買う手順は下記のとおりです。
- 取引所でアカウントをつくる
- 本人確認をする
- お金を入金する
- コスモスを購入する
現在、国内取引所では4つの取引所が取り扱っています。
| 取引所 | 注文場所 | はじめかた |
|---|---|---|
| BITPOINT(ビットポイント） | 販売所／取引所 | 送金手数料無料でお得なビットポイントの口座開設手順を21枚の画像付きで解説 |
| BitTrade(ビットトレード） | 販売所 | BitTrade(ビットトレード）本人確認完了時間は？口座開設5ステップを画像付きでわかりやすく解説 |
| SBI VCトレード | 販売所 | 【紹介コードあり】SBI VCトレードでジパングコインを買ってみた！貸コイン（レンディング）のやり方も解説 |
| GMOコイン | 販売所 | 【暗号資産（仮想通貨）の送金手数料が無料】お得なGMOコインの口座開設手順を解説 |
この中でもオススメなのはビットポイントです。
理由は、手数料が安い『取引所』で購入できるから。
販売所の手数料は高いので、BITPOINT PRO（取引所）を利用して購入するようにしてください。
海外の取引所で買う方法
海外の大きな取引所だと、Bybit（バイビット）やBinance japan（バイナンスジャパン）などで買うことができます。
海外取引所は基本的に英語が中心なので、日本語対応している上記の取引所がオススメです！
とくにバイビットはアプリも使いやすく手数料も安いです。
僕もよく利用しているBybitをはじめてみたい方はぜひ下記の記事を参考にしてくださいね。
→→→ Bybit(バイビット)はじめかた完全ガイド｜登録から取引までを徹底解説！
コスモス(ATOM)のステーキングは高利回り
人気のサービスの1つでステーキングがあります。
とくに、ATOMの年率は高く設定されているので、長期で保有すると複利効果で資産を増やすことが可能です。
とはいえ、投資にはリスクも付きもの。
リスクと注意点が知りたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
→→→ BITPOINT（ビットポイント）ステーキングできない⁉︎複利で増えるステーキングを解説
国内取引所でATOMがステーキングできる取引所は下記のとおりです。
| 取引所 | ステーキング年率（ATOM) |
|---|---|
| BITPOINT（ビットポイント） | 17.8% |
| BitTrade（ビットトレード） | ステーキングサービスなし |
| SBI VCトレード | 17.4% |
| GMOコイン | 14.4% |
ビットポイントの「年率17.8％」はかなり高いので、まずは少額から投資をご検討してみてください。
最後に...仮想通貨ATOM(コスモス)の将来性まとめ
改めて、コスモスの将来性について、良い面と悪い面をまとめると...
| 良い面 | 悪い面 |
|---|---|
| 別々のブロックチェーンをつなぐという大切な問題を解決している | 似たようなプロジェクトとの競争がある |
| すでに多くのプロジェクトが動いている | 仮想通貨全体の普及スピードによって影響を受ける |
| 環境にやさしい仕組みを使っている | 国の規制などによって変化する可能性がある |
| トヨタのような大企業も技術に注目している | 市場のボラティリティによる価格変動のリスクがある |
コスモスは技術的にはすごいプロジェクトですが、開発の流れが速い仮想通貨業界では他プロジェクトとの競争がとても激しいのも事実です。
投資判断としては過度な期待はしないで、余力資金で保有することをオススメします！
仮想通貨ATOM(コスモス)についてのよくある質問
下記には仮想通貨ATOM(コスモス)についてよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
コスモス(ATOM)を作った人は誰ですか？
コスモス(ATOM)は、ジェイ・クォン(Jae Kwon)さんとイーサン・ブックマン(Ethan Buchman)さんという二人が2016年に作りました。
彼らはコンピュータの専門家で、ブロックチェーンをもっと便利にすることを目的に新しい技術を開発しました。
コスモス(ATOM)は安全ですか？
コスモス(ATOM)は比較的安全なシステムと言われています。
その理由は、コスモスを攻撃しようとすると、ATOMコインの半分以上を持っていないといけないためものすごくお金がかかるから。
そのため、悪い人が攻撃することは難しくなっています。
ただし、どんな技術にも100%安全なものはありませんので、プログラムのミスや人間のミスによる問題が起きる可能性は常にあります。
コスモス(ATOM)の過去の最高価格はいくらですか？
コスモス(ATOM)の過去最高価格は、2021年9月に記録された約44ドル（約4,800円）です。
この時期は多くの仮想通貨の価格が高くなっていました。
その後、価格は下がりましたが、コスモスの技術が進歩してひろまれば、将来また価格が上がる可能性は十分にあります。
ただ、仮想通貨の価格は予測が難しく、上がる保証はないので、投資する場合は少額から購入するようにしましょう！